13.Death 死神 意味と恋愛運 (tarot)
【1】寓意
1-1.沈みゆく太陽、しかし日はまた昇るのです

中世の騎士のように鎧兜を身にまとった死神、その姿は死の世界を治める者が死者の魂を静かに率いているようにも見えます。
死神の足元にはひざまずく子供と観念したように首を差し出す女性、運命を受け入れた覚悟が現れています。しかし隣で両手を合わせた僧侶の姿といえば、まるで何かを拒み何かを哀願しているように見えます。
死神の手にしている旗に描かれているのは薔薇、五枚の花弁からなる薔薇は五芒星を彷彿させるものです。五芒星は錬金術における完全なる人間を表します。ただこのカードにおいては五芒星の形が逆さまになっており、未完成に終わった人間を象徴しているようにも見えます。
死神は死の象徴です。どんな人間であれその幕を閉じれば白い骨になる、そこには地位も名声も関係はありません。与えられた命を生きることにおいては皆同じことなのです。
遥か彼方に二本の柱が見え、その先には沈みゆく太陽が描かれています。しかし、日はまた昇るのです。失うことによって生み出されるものもある。このカードは再生を象徴するものでもあるのです。
【2】意味
2-1.正位置
<Key Word>
節目・潮時・リセット・やり直し・引き際・潔さ
馬に乗った死神の出現、今まさに幕引き(終焉)の時が来たことを告げるカードです。静かなる引き際を迫られる時、残念ながら押し寄せてきたその波には、逆らうことも抵抗する術もありません。
そして一度白紙になった関係は二度と戻ることもないでしょう。こころざしも半ば、身を切られるような思い、さぞ辛いことでしょう。だからこそ今は「潔さ」が求められる時なのです。
またこのカードは「オール・オア・ナッシング」、そんな無茶とも思える選択を強いられることが迫っている、そんな時にもよく現れます。とにかく中途半端は禁物です。そして腹を括ればもう失うものは何もありません、新しい一歩を踏み出せばいいのです。引き際の鮮やかさは、あなたをより輝かせるのです。
2-2.逆位置
<Key Word>
未練・グレーゾーン・見苦しさ
糸の切れた凧といえばよいのか、ただあてもなく彷徨うだけ。過去をいつまでも引きずる、過去の思い出にすがり続けてはいませんか。限られた人生を無駄にするだけです、「生きている」ことに真剣に向き合ってみることですね。
とにかく必要なのは覚悟です、未練を断ち切る勇気です。死(終焉)はだれにも平等にやってきます、時間は限られたものであり未来のためにあることを忘れずに。
このままではいけない、そんな自覚はあるはずです。日はまた昇る、失うことによって生み出されるものもあるのです。
【3】恋愛
3-1.正位置
出会い ・・・・・
出会いの季節を春とするのなら今は冬、それも真冬です。残念ながらその機会はないと思ってください。あなたの持つ魅力を発揮したところ相手にはうまく伝わりません。ただしこのカードはごくまれに、衝撃的な事件を暗示することもあるのですが。
恋 愛 ・・・・・
お互いに譲れない決定的な何か、そんな二人の「わだかまり」をいったん清算する時期を向かえます。過去をリセットしてもう一度やり直してみますか。もちろん潔く縁を切り他人となるといった選択肢もあり。
結 婚 ・・・・・
もともとこのカードは、白紙に戻すといった意味を持ちます。結婚とはほど遠いものであり、個人がいくらあがいたところ状況を打破するには至りません。むしろ執着心を断ち切ることを促しているのかもしれません。
3-2.逆位置
出会い ・・・・・
過去の出来事、たとえば失恋の痛手などが新たな出会いを遠ざけているようです。ただ、このカードの出現は、過去の出来事を一切消し去ってしまうかのような人との出会いも暗示します。
恋 愛 ・・・・・
この先は別れしかないことはわかっている、でもその事実を受け入れがたい。自分から別れはとても切り出すことなどできません。踏ん切りがつかず灰色の世界をさまよっている、そんな重い関係が浮かびます。
結 婚 ・・・・・
人生の停滞期にあるのではないでしょうか、結婚の前にもっとしっかりとした自分を取りもどすことが先決です。ただし今の悪循環から抜け出すには真剣さが無ければだめ、未来はその先に開かれます。



