14.Temperance 節制 意味と恋愛運 (tarot)
【1】寓意
1-1.調和や共存の精神が繁栄と幸福をもたらせる

赤い翼を広げた天使ミカエルが杯から杯へ水を移し替えている様子が描かれています。また頭部には光の輪が輝きます。
天使は裸足であり右足を泉に浸し、右足は大地につけています。これは水と地を表すもの。また翼は風、胸には錬金術における火の象徴が見えます。天使は「水・地・風・火」、この四つの要素を司る存在であることがわかります。
左右の手の持つ二つの杯の中身、それは男性と女性・光と影・理性と感情・意識と無意識など相反するもの。天使は反発し合う二つを調合する者、として描かれています。
この相反するもの二つのバランスが崩れれば私欲に走り理性も失われることでしょう。常に節度を保つことの必要性、そして内なる心の抑制の難しさが暗示されています。
泉に咲いているのはアイリスの花。ギリシャ神話に登場する女神イリスを語源とする花であり、またイリスはギリシャ語においては虹を意味します。背後の太陽は日の出であり、新しい命の誕生を思わせるものです。
天界の神々と地上の生き物が共に幸福をわかちあうこと。そしてその調和や共存の精神が繁栄と幸福をもたらすのです。
【2】意味
2-1.正位置
<Key Word>
節制・わかちあう・調和・自制心・いたわり・忍耐
物事が万事程よい加減で保たれている、そしてそこにある控えめな幸せが表されています。周囲との関係も良好です。力はあるのです、しかし誇示することなく気配りを忘れずに。
また欲張ることなく妥協点を見出すこと、そして結果に従えといったことも暗示します。距離感を保つこと、限度を超えない、腹八分目で満足せよといったことも。
今できることに目を配る、今あるものを育ててみる、譲り合いの精神を優先すること。自然な流れで解決に至るはずです。
2-2.逆位置
<Key Word>
自分勝手・配慮の無さ・不摂生・野心・アバウト
バランスが崩れます。あなたの出しゃばりや身勝手が、さらに誰かの邪魔が入り混乱を極めるといった暗示。暴飲暴食・お金の浪費・いい加減さ対する警告です。
またこのカードはあまりにもストイックであること、自分自身に厳しすぎるといった方によく現れます。気が張り詰めてはいませんか、その徹底した自己管理は見直すべきです。
なにも消極的になる必要はないのですが、出ていいとこと悪いところをシビアに見極める目が必要です。
【3】恋愛
3-1.正位置
出会い ・・・・・
縁があるのは癒し系です。胸に秘めた思い、派手さはなくいつも遠くから見守っている。後々振り返った時「あれが出会いだったのかな」と感じさせるような、そんな控えめな出会いを暗示します。
恋 愛 ・・・・・
見返りを求めない、そんな献身的で気高い意識が愛の価値を高めていくようです。二人の世界は穏やかで心地よい空気に包まれる。ただ細やかな心遣いが時に他人行儀に思わせることもあるかもしれません。
結 婚 ・・・・・
婚活中であればお互いの距離感が要となります。また価値観においては妥協点をしっかり置くことでしょうか。節度というものをよくわきまえること、100点満点を求めないことが縁を呼ぶポイントです。
3-2.逆位置
出会い ・・・・・
要望も好みと一致します、また共通の話題で盛り上がることもあるのです。しかし自分勝手で配慮のなさが所々顔を出すのです。結局のところあなたが求める安らぎとはほど遠い存在であることに気付くわけです。
恋 愛 ・・・・・
いわゆるナーナーの関係です。お互いに思いやりの精神に欠けることが後に災いをもたらせる事となる予感。また不摂生な生活を改めないと、お金や健康に関連したトラブルが襲いかかってくることもあり。
結 婚 ・・・・・
問題となるのはバランスかもしれません、それも思わぬ登場人物の突然の出現によるものです。とにかく大事なこと、それは白黒といったハッキリとした結着を今は急がないこと。あいまいなまま様子を見ることですね。



