21.The World 世界 意味と恋愛運 (tarot)

楕円は鮮やかなる完成・融合を象徴します

【1】寓意

1-1.四聖獣に守られながら宙を舞う女性

カードの四隅には右上から鷲、下に獅子、獅子の隣には牡牛、そして上に人間の横顔。「運命の輪」にも同じ四つが配置されていたことにお気付きでしょう。

ただしここにあるのは頭だけ、雲に乗っている姿で描かれています。これは聖なる獣の神聖さをことさら際立たせるためのものです。そしてこの四聖獣に守られながら宙を舞う女性が描かれています。

彼女はワンドを左右の手にしています。このワンドは魔術師が右手に高く掲げていたものとよく似ています。しかし魔術師とは違い彼女の姿や表情は全くの自然体、己の力や知識を誇示することもありません。

彼女には、あるがままの姿で四聖獣を導く力が備えられているのです。彼女は天を舞い生きる者たちに希望を与えその魂を鼓舞するのです。

彼女は月桂樹で編まれた楕円の輪の中にいます。一つの楕円が左右の半円によって構成されるものと見るのなら、半円は対立する二つの原理、例えば陰と陽、男性と女性と見てもいいでしょう。

そして二つの半円の接する上下には、赤い結び目が∞(無限)の記号をもって描かれています。彼女の振るう左右のワンド、そこで完成した楕円は宇宙を表し鮮やかなる完成・融合を象徴するのです。

【2】意味

2-1.正位置

<Key Word>
完成・調和・到達・解決

理想の実現や達成・完成を暗示します。ただしその理想とは個人の欲求を満たすものではなく社会性の高いものです。そしてその成果の度合いは最高のもの、安堵感と充実感に満たされることでしょう。

また生涯をかけて取り組む姿勢と一貫性、その努力を象徴するカードでもあります。行く手を阻むものはありません、実現に向かって突っ走ること。周囲の賛同を得ることや安全を確保するのではなく、あなた自身の力を信じることが実現のカギとなるのです。

戦車や皇帝など、目標に対する姿勢や行動を促すカードは他にもあります。しかしこのカードの示唆するものは調和です。個の希求ではありません、求められるのはグローバルな視野をもつことです。

2-2.逆位置

<Key Word>
未完成・挫折・中途半端・納得のいかないもの

何よりも「独りよがりの幸せを追い求めた結果が挫折を招く」といったことを示唆しています。誰かの幸せのために懸命になる、といった道もあるのです。

また投げやりな態度や諦めもそう、これは完璧主義者によく見られる兆候です。壁に阻まれているのなら一度引き返してみる、またはハードルをもっと下げてみるといった勇気も必要です。

また、今のあなたには何かが足りない、それも決定的なもの、といったことも暗示されます。観念の奴隷にならないこと、柔軟な発想が解決の糸口になるはずです。

【3】恋愛

3-1.正位置

出会い ・・・・・
恋愛の姿に明確な条件を持っています、どんな好人物でも理想に応えてくれなければ相手にすることもありません。いつの日か自分の追い求めている方はやって来る、それまではシングルライフを満喫すればいいのです。

恋 愛 ・・・・・
この愛を大切にしたい、二人して一つの世界を築き上げたいといった思いが暗示されています。お互いの価値観の一致もあるだけでなく、身近な方々との関係も良好です。今までの自分磨きが見事に開花した感があります。

結 婚 ・・・・・
二人を結婚まで導いたのもの、それは未来に対するビジョンの一致。したがってビジョンなき方と結ばれると、長い一人旅が待っているのかも。このカードはシングルライフに徹したい、そんな本音を持つ方によく現れることもお忘れなく。

3-2.逆位置

出会い ・・・・・
恋愛に憧れてはいても、どうしたらよいのかわからないようです。何とかしようといった発想もないため行動にも移せません。努力を放棄しているかのようにも見えるのですが。タナボタを期待しているだけでは前には進めません。

恋 愛 ・・・・・
やはり住む世界が根本的に異なる二人だったのでしょう。もちろんあなたのせいではなく、相手のせいでもありません。愛に生きる覚悟があるのなら、自分を捨て去ること。まったく異なる人生観に染まることなのですが。

結 婚 ・・・・・
結婚相手は存在しています、しかしその方と巡り会うには長い時間がかかるようです。このカードは、二つの世界が一体になることも暗示するのですが、自分の世界のみに目を向けている限り、その道のりも険しいものとなるのです。

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