15.The Devil 悪魔 意味と恋愛運 (tarot)
【1】寓意
1-1.楽園を追放されたアダムとイブ

山羊の頭と翼を持った悪魔が描かれています。山羊は神に逆らう異端の象徴であり、山羊座の季節は日の当たらない影の時期。山羊は影の世界を司る神でもあり、黒魔術の象徴でもあります。
悪魔の頭上には逆五芒星が、これは堕落を暗示します。台座には鎖でつながれた裸の男女の姿、物欲と快楽に溺れた人間の姿を象徴するかのようです。二人は楽園を追放されたアダムとイブであるとも解釈されています。
悪魔と同じく角を持ち、理性を持たぬ生き物を表す尻尾が生えています。女の尻尾には甘美なワインを表すかのような葡萄、そして男のそれは悪魔の松明から移された獣性が炎となっています。
この二人を繋ぐ鎖はとても緩いもの、二人の表情には苦しみも悲しみもありません。悪魔は人間の身体ではなく精神を拘束し、自らを堕落に導くよう仕向けているのでしょう。
しかし人間は完ぺきではないのです。時に本能が道徳や理性を上回ることもあるのです。誘惑に負けると自堕落な状態に甘んじてしまう。心に潜む獣性や欲望。そんな人間の弱さをこのカードは示しているのです。
【2】意味
2-1.正位置
<Key Word>
堕落・現実逃避・物欲・快楽に溺れる・惰性・無気力
堕落した毎日、しかし苦しみや悲しみを伴うものではない。ぬるま湯に浸かり惰性で生きているような様を示します。また悪の本性が顔を出すことも暗示、時に反社会的な行為となって現れることも。
理不尽な誹謗中傷にさらされる、俗悪にまみれた人間に振り回される。など、災難を被るとこになるかもしれません。
このカードには「ぬれ手に粟」とか「棚からぼたもち」といった意味もあります。特にギャンブルにおいては大吉といった見方もあります。また正攻法だけが道ではない、といった解釈も成り立ちます。
2-2.逆位置
<Key Word>
仕切り直し・解放・本質に気付く・過渡期・未練
真剣に自分の心と向き合う時が来ました。今まさに過渡期であり、ようやく暗闇から抜け出せるといった兆候が見え隠れ。ただし断ち切れぬ未練、とそんな状況に突き当たることが予想されるのですが。
一見おろかな行いも、欲望や下心に根ざしたものではないのです。しかしそれが本当に自分が望むものなのか。失うことによって得られる何かもあることに気付かされる予感。
とにかく、くれぐれも楽な方には流されないこと。
【3】恋愛
3-1.正位置
出会い ・・・・・
警戒が必要です!特に注意すべきはお酒が絡んだにぎやかな場。一夜限りを目的にすり寄ってくる影がいることも。出会い系も避けた方が賢明です。ただし、遊びと割り切って快楽を求めることも一つですが。
恋 愛 ・・・・・
なれ合いと言うのか、いわゆるナーナーの関係が続きます。だから浮気が心配です、それもちょっとした出来心から。お互い裏も表も知り尽くした仲、二人の結束は強力であり簡単に離れることはないのです。だから時に邪なことに手が出るのかも
結 婚 ・・・・・
惰性のままズルズルと結婚まで引きずられて行く予感。また結婚の目的を世間体やお金などにしている方によく出るカードです。やがて結婚出来れば一安心することでしょう、しかし心は満たされることがないのです。
3-2.逆位置
出会い ・・・・・
人からどう思われようがお構いなし、出会いや恋愛に対し頑固なポリシーがあるようです。むしろ冷めて目で見えいるのかもしれません。ある意味自分にとても正直ともいえるのですが。刹那的な快楽に喜びを感じてはいませんか。
恋 愛 ・・・・・
愛に対する情念は強い、しかし相手の気持ちを思いやるといった姿勢が欠けています。またある種の依存症に悩まされることも暗示します、もちろん本人は充分理解しているのです。克服できる出来ないは本人次第です。
結 婚 ・・・・・
結婚はおのれの欲望を満たすためのもの、なので形式には一切囚われることはありません。したがって「この人だ」と心に刺さるものがあったなら、回りの忠告や意見などまるで耳に入りません。



