4.皇帝 The Emperor 意味と恋愛運 (tarot)
【1】寓意
1-1.現実社会における戦いや試練の象徴

皇帝が手にしている王笏は輪と十字で形造られています。これはエジプト十字であるアンク(Ankh)を彷彿させるものです。アンクとは十字架の一つであり、この世と天上、絶対的な権力や権威、魔術の結び、など複雑なものを象徴します。
皇帝の厳しい表情と赤い装束が印象的です。赤は男性原理であり闘争や戦闘神をも象徴するもの。そして背後には険しい山々がそびえ立っているのが見えます。これは現実社会における戦いや試練の象徴です。
皇帝が腰かけた台座には四つの牡羊の頭が飾られています。牡羊の飾りはギリシャ神話における全能の神ゼウスのアトリビュートです。またこの四点に囲まれた空間はこの世や社会を表すものでもあります。
台座の色は灰色です、この色は困難や試練を意味するもの。強靭な精神を持っても勝利は簡単ではなく、また皇帝としての立場も安泰ではないのです。
成功、権力や地位・財産を目指す者から迸(ほとばし)る活力、生きることは戦いです。ただし山の頂点に立てる者は力ある者だけなのです。このカードは何ごとにも果敢に立ち向かう勇気を示しているのです。
ただし、勇気や情熱も度を越せば暴走と化します。また知恵や計画がなければ戦場を生き抜くことはできません。根強い人間力に裏付けされてこそ成しうるのです。
【2】意味
2-1.正位置
<Key Word>
勝負の時・勇猛果敢・統率力・権力・自分軸で動け・強引・略奪
なりふり構わず情けも無用、孤高の精神をもって突き進む。沸きあがる情熱をもって何かを成し遂げようと奮闘している時によく現れるカードです。キレイごとを言っている場合ではない、敵を作ってでも突き進め!そんなメッセージが聞こえてえてきませんか。
相対するものを思いやり岐路に立った時であれば腹をくくるべき。与えられるのではなく自らが勝ち取る、そんな熱意こそがあなたを導く唯一のものなのだから。
ただ半面、敵を作ってまで奪い取ることにどんな意義があるのか、相手の立場を気遣ってみる、そんな一考の余地もあり。情熱と知性、このあたりは微妙なのですが。とにかく自分で下した判断に自信をもって進むだけ、ただし戦いは続くことは忘れずに。
2-2.逆位置
<Key Word>
敗北・女々しさ・失墜・左遷・ハラスメント・服従
逆位置として出たのなら身勝手な振舞いがすべて裏目に出る、四面楚歌に注意せよといった警告です。また投げやり、無気力・無責任、信用失墜により誰かの支配下に置かれ振り回される、そんな時になぜかよく現れるのです。
プライドや地位、権力は捨て去ること。ただあなたの今後に対し強い影響力を持った人物と巡り合うかも、といったことも暗示します。謙虚な姿勢で待ってみると思わぬ展開が広がる予感がするのですが。
【3】恋愛
3-1.正位置
出会い ・・・・・
特にパーティーやイベントにツキがあります、だからあなた自身が積極的に企画するのです。とにかく強気な姿勢と行動がすべて、この人だ!と思ったら、ひるむことなく積極的にアプローチをすること。
恋 愛 ・・・・・
お互いに強気です、感情をぶつけ合うことが増えていきます。どちらもマウントを取りたいのですが、そんな意地っ張りなところが妙に恋愛意識を刺激するのです。また同時にどこかで折り合いをつけただどう?といった解釈も成り立つわけです。
結 婚 ・・・・・
やはり男性が主導していく流れです。したがっていかに「その気にさせる」かがポイントになります。男心を喚起させるための行動が必要であると同時に、女性の持つ男性的な勇気も発動させてあげるのもよし。ただし結果を急ぐことは禁物です。
3-2.逆位置
出会い ・・・・・
目くらめっほう・手あたりしだい、とにかくエネルギーはあるのです。しかしカラ回りを繰り返すだけ、いささか度が過ぎてはいませんか。人には感情もあります、また物事には手順があることを自覚すべし。
恋 愛 ・・・・・
互いの言い分がみ合わずいつも不快な口論となってしまう。ストレスや欲求不満のはけ口とされてしまっている。もう一緒にいるのもイヤ、そんな問題をはらんでいます。うっぷんの晴らし場所を他に求めることが必要です。
結 婚 ・・・・・
相手が男性であるならば、職場では有能であり出世も早く経済的な不自由は感じさせないはず。しかし家庭内においては性格は我儘で頑固で振り回されるだけ。寛大になれといわれても限界があるのです。



