12.The Hanged Man 吊された男 意味と恋愛運 (tarot)
【1】寓意
1-1.男は受難の意味を知っています

吊された男、その名称から苦痛や忍耐、試練などを暗示します。人生には時に困難に陥ることも付きものなのです。しかしこのカードにはあえて苦境に身を委ねてみること、また自己犠牲や奉仕といった意味も含みます。
吊るされた彼は上半身には青、下半身には赤の服を身に着けています。青と赤は静寂と情熱、水と炎のように相反するもの。これは心の葛藤を示すものでもあり、誰もが抱くものでもあります。
吊るされた男の表情は苦痛にあえぐものではなく穏やかであり、頭部には光の輪が輝いています。彼の履いた靴の色は黄色、この色は豊穣や成果を表すものです。そして彼を吊るす木は青々と芽吹き、生命の息吹を感じさせます。
苦境に身を任せた男は受難の意味を知っています、しかしただ我欲を捨て去ることに専念しているのではありません。たとえ肉体が朽ち果てても、魂は光をもって蘇る。自分の行為がやがて実るであろうことも確信しているのです。
富や名声からはほど遠い奉仕の精神、この精神こそが真の成功への近道であることも暗示します。
【2】意味
2-1.正位置
<Key Word>
忍耐・奉仕・自己犠牲・尽くす・発想の転換
身を切られるような過酷な状況、あなたの自己犠牲や奉仕の精神が試される時です。しかし試練に耐えることだけに目を向けていると、その先に開ける希望や可能性の扉を見損なってしまいます。
吊るされる、苦難を忍ぶことによって救われる何かがある。納得できぬ状況でも、あえて苦しみを受けてみる。またあなたの持つ能力や知恵を、相手の求めに合致させる時であることも暗示します。
がんじがらめに追い込まれても、そこ理由がある点を見落としてはいけません。そのためには受動的になること、客観的な意見に耳を傾けること。思わぬ発見に目から鱗が落ちるような現実が待っていることでしょう。
2-2.逆位置
<Key Word>
我慢できない・我欲・自己中心・閉塞
我を通したいことや、苦痛から逃げたいのは誰でも同じことです。ごく自然な流れで本来のあなたに戻っていくようです。忍耐からはたしかに解放されるのですが、頑固や固執、孤立といったことも暗示されます。
吊るされるということは、視点を変えてみろということです。報われない努力、間違った方向性に対する警告といった解釈も成り立ちます。利便性やエゴを追い求める前に本当に守るべきものに目を向けること。
月並みですが「奉仕の精神が足りないかも」と言えるのですが・・・。
【3】恋愛
3-1.正位置
出会い ・・・・・
かつて経験したことがない、そんな強烈な印象を放つ方との出会いが待っています。自分の理屈に従うとまったくかみ合わない、しかしこの人の型に嵌められてもいいのかも、そんな思いを抱かせる方です。
恋 愛 ・・・・・
板挟みとなって悩む姿が暗示されています、二人の間にも暗雲が垂れ込む予感。この先も関係を続けていくには覚悟が問われそう。まったく次元が異なる相手の色に自ら染まる、そんな勇気がありますか。
結 婚 ・・・・・
迷いを背負う時期にいます、結婚が現実的になるほど「別れなければいけないもの」に対する決断も迫られます。それは長いこと引きずってきたものであり簡単に割り切ることはできないものでしょう。しかしあなたは愛に支えられています。
3-2.逆位置
出会い ・・・・・
ハッキリ言って出会いはカラ回り、期待薄です。恋をしたい!といったピュアな思いが欠けてはいませんか。それでも出会いを求め続けるのは、当然ながら別の目的があるようです。
恋 愛 ・・・・・
「妥協すること」と「開き直ること」はまったく違うものです。開き直りは逃避・放棄であり二人の愛情の成長を阻むものだから。窮屈に身を投じるくらいなら、別れを選ぶことも残された道の一つです。
結 婚 ・・・・・
ここにきてお互いの腹の中が見えれてくる。二人で将来を築いていこうといった意識が浅いものだったのでしょう。思い直すのであるのなら根本的に視点を変えるといった努力をしてみることです。



