11.Justice 正義 意味と恋愛運 (tarot)

情けや感情の入り込む隙はありません

【1】寓意

1-1.冷徹な姿は威厳に満ちています

右手に裁きの象徴である剣を、左手に公平さのシンボルである天秤を持った人物が描かれています。この人物は法曹界に従える裁判官であることがわかります。

背景には「女教皇・法王・正義」で見られた二本の柱が見えます。それぞれ神聖な領域であることは同じ、しかし異なる聖域を示します。また石造りの灰色の柱は俗世間、あくまでもこの世に生きる人間なのです。

TORAを手にした女教皇は判断の根拠を叡智や愛に求めました。また、法王の裁きはあくまでも人間社会における道徳やルールに則ったものでした。

しかしこの人物の下す裁きはあくまでも法則に基づくもの。そこには情けや感情は通用せず、道徳の入り込む隙もないのです。

偏見もなく公明正大な判断を下す冷徹な姿は威厳に満ちています。しかし、この人物は男性にも女性にも見えますね。いわゆる中性的な印象、まるでこのカードの象徴する正義や中立といったエレメントを際立たせるかのようです。

【2】意味

2-1.正位置

<Key Word>
公明正大・バランス・正しい判断・適正・相互関係

感情を捨て法規やルールに従え、といったシンプルな解釈が成り立ちます。またその知識を持つことの必要性、さらに場合によっては専門家に判断を委ねよ、といったことも言えます。

公正な判断が下されることが暗示されますが、必ずしも成就や成功の実現があるわけではありません。場合によっては望まぬ結果を見ることもあるでしょう。

人間関係においては五分の関係であり、安全性やバランスは保たれています。しかし淡々としたものであり、お互いが立場や権利を守っているといった緊張感も伴います。したがって情の欠如は否めません、また均衡を失ったとき何かが崩壊する含みも汲み取れます。

2-2.逆位置

<Key Word>
判断ミス・不平等・格差・誤った価値観・不満

不当な判断により秩序が乱れる、また契約不履行、権利のはく奪など納得のいかない事態が暗示されます。またお互いの尺度の違いが表面化する、判断基準の違いによりトラブルに発展する点に要注意。

決まり事(法律・契約・規約・約束など)より感情や観念が優先されてはいませんか。ただしそれが良いとも悪いとも言えません。このカードはあくまでも法の原理に基づいた判断をもって正義とされているだけです。

冷静さや客観性が失われているようです、しかし正義については常に議論の対象となるものなのです。

【3】恋愛

3-1.正位置

出会い ・・・・・
理想の相手を求めることはよいのです、しかし査定や鑑定といった表現がピッタリするような目で相手を見てはいませんか。そして、それがお互いとなればどうでしょう。何度デートを重ねても進展は見込めません。

恋 愛 ・・・・・
お互いのバランスをよくわきまえている、そんな良好な関係です。公平で対等な二人です、何かを計画する時などはスムーズに運ぶことでしょう。ただしこのカードは、今後の愛情の充実については一切関わりません。

結 婚 ・・・・・
世間体や感情に流されることなく選ばれたよき結婚相手です。話はきわめて常識的にそして正しく淡々と進むことでしょう。婚活中のあなたでしたらお見合い話、または幼なじみに縁がありそうです。

3-2.逆位置

出会い ・・・・・
出会いはあっても変わり者、恋愛とは無縁な世界で生きてきたような方のようです。また二股を掛けられる、もしくはあなたが掛ける、そんな暗示もあるのですが。まずはご自身の身の回りを整理することが先なのかもしれません。

恋 愛 ・・・・・
やはり「思い込み」が災いをもたらせる予兆がします。さらに不倫や略奪に発展し修復不能に陥ることが心配です。立場や考え方の違いは誰にでもあるのです、しかしお二人の場合「あり過ぎ」てはいませんか。

結 婚 ・・・・・
判断の誤りが示唆されています。また妥協やあきらめが悪い顔になって表れる、そして自分自身に嫌気がさすことも。さらに金銭的な不安を抱えているのならいったん頭を冷やしてみること。信頼のおける方へ助言を求めるべきかも。

関連記事