10.運命の輪 Wheel of Fortune 意味と恋愛運 (tarot)

人生は回転する輪

【1】寓意

1-1.運命や事象に振り回されない信念

宙に浮いた円盤には「T・A・R・O」の文字が見えます。これを時計回りに読めばTAROT(タロット)、反時計回りになるとTORA(女教皇が手にしていました)。さらにRから読めばROTA、これは輪を意味します。

このT・A・R・Oの間にはヘブライ文字が配置されており、それぞれヨッド・ヘー・ヴェラ・ヘーと読みます。ヘーが二度記されているのは、王と王妃から生まれる王子の元に外から新たに妃が嫁ぐという意味です。

円盤の中に描かれているのは錬金術の記号です、頂点あるのが水銀、向かって右に硫黄、左に塩、そして下は銅(宝瓶宮)を意味します。

カードの四隅には鷲・獅子・牡牛・人間が配置されています。この四つの神聖なる動物と人間は四大要素の暗示であり、黄道十二宮においては蠍座・獅子座・牡牛座・水瓶座といった不動宮に属します。

輪の頂上には剣を持ったスフィンクスが君臨します。スフィンクスは崇高な精神と正しい思考力を併せ持つ者であり、裁きや統合の象徴であり平等を司ります。そしてスフィンクスの右に描かれているのは悪の化身であるテュポンです。ギリシャ神話に登場するテュポンは上昇し、左には下降するな蛇の姿があります。

邪悪な蛇ではありますが、錬金術においては進化を通しその姿が蠍に代わり、やがて昇華され鷲になる。そんな成長や変化の象徴といった一面も持ちます。

人生は回転する輪であり四大要素によって取り巻かれています。そして上昇と下降・繁栄と衰退といったサイクルを繰り返すもの。ただそんな中で運命や事象に振り回されない信念も試されるのです。

【2】意味

2-1.正位置

<Key Word>
チャンス・好転・成長・繁栄

まさに今がその時です、追風に乗って進めと言っています。目の前に転がっているチャンスを見逃してはいけません。思いもよらぬ出来事、出会い、成功などラッキーな出来事に恵まれることも。

ただし生じた事象や成果は、努力の積み重ねによって得られたものではありません。タナボタというのか、過去の行いなどとは全く関係のないことが多い、そんな特徴があります。

運命の輪は常に回転していることを忘れないように。勢いに任せるもよし、ただし時に事態を粛々と受け止めてみることも必要です。

2-2.逆位置

<Key Word>
暗転・暗雲が垂れこめる・失敗・時期早々・停滞

今はその時ではないようです、予期せぬ出来事から停滞を余儀なくされるといった暗示。ただしこのカードは必ずしも正位置であれば吉、逆位置は凶とは言えません。好不調も当事者の本質にかかわる程ではないのです。

運は巡るもの、今はその周期や波を見据えることが先決です。またあなたに訪れた変化に対し適切な行動が取れるのか、といった問いかけも含みます。

また変化に翻弄されるのではなく、じっと運の流れに身を任せてみることも一つ。チャンスは必ずやってくるのだから。

【3】恋愛

3-1.正位置

出会い ・・・・・
出会いの機会は何度かあるのです、これは吉としてください。しかしとりあえずの関係というのか、理想とは程遠い薄っぺらなものです。きっかけが軽いノリであった以上、もっとよい相手が現れれば簡単にドロン、さっそく「次の人」に乗り換えです。

恋 愛 ・・・・・
お互いの環境に多少の変化が訪れます、思わぬ方の出現なのかもしれません。ただこういった偶然の出来事が二人の関係をより強くさせることでしょう。好転の波に乗っています、トレンドを積極的に取り入れてみましょう。

結 婚 ・・・・・
結婚が具体的になってから挙式まで、とてもスムーズに運びます。お膳立てをしてくれる方がいるようです。ただし、このカードは二人の愛情や信頼の深さについては何も語ってはいません。安易に浮かれてはいけません。

3-2.逆位置

出会い ・・・・・
運には波があります、今は出会いを求める時期ではありません。他に行うこと・取組まなければいけないことがあるはずです。苦手なことから逃げていてはダメ、克服するのなら今が逆にチャンスです。

恋 愛 ・・・・・
なんで今になってこんなことが!そんなハプニングが起こる暗示。まったくの偶然なのに、小さなミスやスレ違いとなる予感。いかに対応し処理できるのかではなく、ここでは二人の愛情の深さが問われるのです。

結 婚 ・・・・・
やはり「不測の事態の発生」がキーワードとなるのです。災難におそわれると言うよりも、ありあない世界に引きずり込まれ翻弄される姿が浮かびませんか。また今は特に体調管理には気を抜いてはダメ、健康でいること。

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